子どもの診療

Children

診療方針

診断・治療から就労支援まで、
幅広くサポートしています。

当院の特徴は、児童から中学生・高校生までの年代のご相談にも専門家として幅広くお応えできることです。お子さんとご家族、それぞれの立場に配慮しながら、最適な対処方法のご提案に努めています。診断・治療を通じてより良い生活が送れるお手伝いをしていきます。
さらに当院では、青年期における就労支援において、外部と連携したサポート体制を整備。その他、セラピーや訓練なども多彩に行っています。

主な診療方法

  • 薬物療法

    向精神薬を含め、西洋薬・東洋薬(漢方)を幅広く処方に用いています。いずれも薬の使用は最低限の量に抑えるよう心がけています。補助としてサプリメントや食事療法のご提案をさせていただくこともあります。

  • 心理カウンセリング

    支持的な雰囲気で傾聴の姿勢をモットーに、一人ひとりに適切と考えられるカウンセリング技法を選択していきます。言葉を介しての心理療法のみならず、行動活性化療法、アンガーマネジメント、認知行動療法なども検討します。

  • プレイセラピー (児童のみ)

    プレイセラピーとは遊びを介した心理療法の一つで、遊戯療法ともいわれます。セラピストとの遊びを通じて少しずつ変化し成長していきます。

  • 言語療法

    言語療法とは、ことばでお困りの方を対象とした訓練です。例えば「発音がはっきりしない」「コミュニケーションがとりづらい」「吃音(どもり)がある」等に対して、スピーチセラピスト(言語聴覚士)が、ことばの発達を促すサポートをします。幼児・学童期に限らず、当院では必要に応じ全世代にご提供しています。

  • 生活カウンセリング

    生活障害ともいわれる発達障がいのある方へ、日常生活や継続的な就労に対する支援として生活カウンセリングの導入を検討します。(高校生以上)
    “社会での自律した生活”を念頭に、ご本人の得意領域と苦手領域のバランスを考慮しながら生きやすくする生活上の工夫をカウンセラーと共に見つけていきます。

  • グループセラピー

    グループセラピーとは互いに似た特性や悩みを抱える人たちで集い、個々の課題について話し合ったり、学習したりする心理療法です。グループセラピーが社会に適応していくための一歩を踏み出す大きな後押しとなったり、自己肯定感を高めたりするなど、個別の心理療法よりも改善の効果を見込めることもあります。

  • 学習支援

    当院では発達の凹凸のために学校での集団学習につまずきを感じているお子さんを対象に個別学習支援「はやかわキッズゼミ」を準備しております。ひとり一人にあった指導の「コツ」を大事にしている進学塾講師が学習支援を担当します。

主なご相談内容

「自然なコミュニケーションが苦手」
「自分のやり方や、物への強い興味がある」

自閉スペクトラム症

自閉スペクトラム症の特徴は、その方によってさまざまです。他人の気持ちや発言のニュアンスを理解できず人との関わりを苦手と感じたり、関心・興味の偏り、自己流のやり方やある特定のパターンへのこだわりがあったりすることなどが代表的な症状です。その他にも感情のコントロールができない、物事に対して被害的な受け止め方をする、感覚の過敏さ・鈍さなどの症状がしばしば見受けられます。
お子さんの先天的な特性を肯定的に受け入れ、周囲の環境とのあつれきをできる限り解消する環境調整(環境の構造化)が必要です。療育とはそれぞれのお子さんの特性を踏まえた上で将来の自律的生活や社会参加につながるように支援することです。一般的に療育は早くスタートするほうが良いといわれています。しかし、療育の必要性はわかっていてもどのようにお子さんと関わっていけばいいのかわからなかったり、思うような関わり方ができずに悩んだりするご家族は多いものです。当院ではお子さんの発達段階と発達特性を踏まえつつ、環境調整(物理的、時間的、対人関係上)やご本人の発達、ご家族の関わり方を支援しています。必要に応じて、漢方薬や向精神薬の利用も提案しています。

「集中力が続かない」
「じっとしていることが苦手」
「思いついたら、考える前に行動してしまう」

注意欠如・多動症(AD/HD)

注意欠如・多動症(AD/HD)とは神経発達症(発達障がい)の一つで、多動・衝動性や不注意が特徴とされます。一方、興味のあることにはたいへんな集中力を発揮したり、チャレンジ精神旺盛であったりします。ただし、学校や社会的な場面ではAD/HDらしさのために生活につまずくことも少なくありません。また、ご本人は困っていなくとも、周囲の方々が困惑している場合もあります。注意欠如・多動症(AD/HD)に限らず、神経発達症(発達障がい)における支援全体に当てはまることですが、周囲がお子さんの特性を理解した上で、その特性に合わせて日常生活上の目標や環境を整え、お子さんの社会との関わり方を育むことが大切です。時にお薬がお子さんの頑張りを後押しするのに効果的な場合もあります。

「言葉や生活習慣獲得の発達が遅い」
「友達付き合いや勉強につまづいている」

知的能力障害

知的能力障害とは、知的発達の遅れによる障害があるため、日々の暮らしに支障が生じている状態を意味します。その程度により軽度〜最重度に分類されます。日常生活を送るために、ご家族をはじめとした周囲の援助が必要です。援助で迷われることや今後の社会資源等のご相談を承っております。

「読む・書く・計算など、特定のことができない」

限局性学習症(学習障害)・発達性協調運動症

文字の読み書きや数字の理解などに関わる脳の働きの不全により、知的な発達に明らかな遅れがないのにかかわらず「読む」「書く」「計算する」といった特定のことがうまくできないことを限局性学習症(学習障害)といいます。読み書きや計算などの学習が本格的に始まる小学校入学以降にその特性が明らかになります。症状を緩和したり、治したりする治療薬はないため、当院では補助的な支援方法(電卓やワープロの利用など)や学習支援法などについて話し合います。
同じく、筋肉や神経、視覚・聴覚などに異常がないのに、「ボールを蹴る」「字を書く」などの運動が極端に苦手な場合を発達性協調運動症といいます。限局性学習症(学習障害)や発達性協調運動症は自閉スペクトラム症や注意欠如・多動症(AD/HD)に併存することがあります。

「理由をはっきり言えないが、学校に行きたがらない」
「登校時間になるとお腹が痛くなる」

不登校

不登校は疾患名ではなく、「学校に行けない(行かない)」という状態を指しています。不登校の背景には多様な要因が関係しますが、登校できない理由をはっきりと述べられるお子さんは少ないものです。前日までは登校意欲もあるものの、登校時間になるとなぜか頭痛や腹痛などの身体症状が出て登校できなくなるケースもしばしばあります。
当院では学校に行けない(行かない)背景因子について、診察や心理カウンセリング、発達・心理検査を通して検討します。ある一つの理由を特定する「犯人探し」をするよりも、長期的な視点に立って社会における着地点をめざし、現在の対応策を話し合います。

「原因不明の頭痛や腹痛が続く」
「学校に行けなくなった」

うつ病

うつ病は大人だけでなく子どもにも起こり得る精神疾患です。子どもの抑うつ症状の現れ方は、大人の典型的なうつ病症状とは異なる場合も多く、注意が必要です。体の症状(頭痛、腹痛など)を訴える、いらいらしやすい、成績が急降下したなどのほか、不眠や過眠、食欲低下あるいは食欲亢進などが症状としてみられる場合もあります。
子どもの抑うつ気分に対して薬物療法は第一選択肢ではありませんが、病状に応じてお薬を処方する場合もあります。

「強い不安からパニックになってしまう」
「家族とのコミュニケーションは問題ないのに家庭以外や学校で話せない」

不安症(不安障害)

大事な試験や発表の前、初対面の人と話をするときは誰でも緊張するものです。しかし、不安や恐怖が強くなり過ぎて日常生活に支障が生じる場合、不安症・不安障害の可能性があります。お子さんによって不安症・不安障害の症状はさまざまです。
不安症・不安障害の一つに選択性緘黙(せんたくせいかんもく)があります。家庭などある状況下では会話することができるのに、それ以外の場ではまったく話すことができないなどの状態です。

「短時間に頻繁にまばたきをする」
「無意識に『あっ』など声が出てしまう」

チック

ご本人が意識していないのに、突発的や反復的に同じ体の動きや発声をすることを指します。「まばたきをする」「首を振る」「肩を上げる」「顔をしかめる」などの動作をごく短時間にくり返す運動チックと、「『あっ』と声を出す」「鼻を鳴らす」などの音声チックがあります。無理に止めさせようと注意すればかえってストレスになり逆効果になりかねません。一方、ご本人が強く気にしている場合もあり、学校生活などに支障が出る場合はご相談ください。

「どもってしまう」

吃音

「わ、わ、わたし」と音を連発する、「わーーたし」「そーーれで」と語音を伸ばす、言おうとする言葉につまるといった吃音は発話障害のひとつです。多くの場合、吃音は成長とともに徐々に軽くなっていくものですが、生活に差し障るなど気になるようでしたらご相談ください。当院では、言語聴覚士による言語療法(スピーチセラピー)を実施しております。

「周りの同年齢の子と比べ、言葉が遅れているようだ」

言葉の遅れ

言葉の遅れといっても、成長には個人差がある上に、考えられる原因もさまざまです。難聴が原因のこともあれば、知的発達の遅れによるもの、自閉スペクトラム症など対人相互作用の障害によるもの、言語学習に限定された学習障害によるものなどです。当院では通常の診察のほかに発達検査などの検査や療育カウンセリング、あるいは、スピーチセラピーをご利用いただけます。

費用の目安

保険適用外の自費診療について
下記のご金額が目安となります。

個人カウンセリング予約料

心理カウンセリング、キャリアカウンセリング、言語療法など

  • 3,000円(税別)/ 30分
  • 4,500円(税別)/ 45分

グループカウンセリング予約料

グループソーシャルスキルトレーニング、グループキャリアカウンセリング、ピアサポートなど

  • 2,000円(税別)/ 45分

心理・発達検査予約料

心理・発達検査予約料や検査報告書料金については来院時にお問い合わせください。

学習支援予約料

個別学習支援「はやかわキッズゼミ」は、それぞれの発達の凹凸に合わせた個人学習指導のため、1クラス定員4名です。

  • 小学生 4,000円/回
  • 中学生 4,300円/回

文書料

  • 文書名

    料金(税別)

  • 当院書式の診断書(休養、病気の証明など)

    2,500円

  • 当院書式の診断書・意見書(複雑なもの)

    5,000円

  • 精神保健福祉手帳申請用診断書

    8,000円

  • 障害年金申請用診断書

    12,500円

  • 特別児童扶養手当認定診断書

    10,000円

  • 自立支援医療申請用診断書

    4,000円

  • その他 お問い合わせください

  • ・文書作成は診察の後に医師が記載の可否を判断いたします。
  • ・文書のお申し込みは、直接来院してのご依頼をお願いいたします。
  • ・用紙や様式指定のある文書はご依頼の際にあらかじめ用紙をご準備下さい。
  • ・内容により料金が変更になる場合、告示なしに料金が変更になる場合もあります。あらかじめご了承ください。
  • ・当院書式の診断書・意見書、情報提供書、発達検査結果などを英語に翻訳を希望される場合には別途翻訳料が必要です。